2008年10月11日

可哀想なゆとり世代

最近、会社に出入りしている人材派遣会社の営業の方にこう声をかけた。
「ゆとり世代ってよく言われるけど、実際のところどうなんですか?」
するとこう返事が返ってきた。
「ハイッ、弊社ではその前の世代を積極的に確保しているので、ご心配には及びません」
一字一句違わずにこう言ったかどうか記憶に定かではないが、まあこんなような内容の返事だったのは確か。
しかしどうですかって雑談で振っただけなんだけど、そんなツッコんだエグい返事が聞けるとは思わなんだ。

その人材派遣会社の独自の判断なのか、クライアントから要望があったのかは不明だが、学校教育としてゆとり教育を受けてきた世代に対して厳しい眼が向けられているのは事実のようだ。
でもそれでは可哀想だ、だって彼らは何も悪くないのだから。
そりゃ学力が低下している部分も確かにあろうが、社会人としての責任感・自立心うんぬんといった点が肝心なのであって、10ウン年前、小生が社会人に成り立てのころ、それらがしっかりと確立されていたかというと、思いっ切り自信がない。
いやむしろ、今もヒドいが、当時はとてもヒドい新入社員だったと思う。
挨拶もロクにできない、進行管理もまともにできない、言い訳ばかりで謝罪もしない…。
そのころに言われた、いや昔から使われている「今の若い人達は」という陳腐な台詞と同じで、ジェネレーションギャップは常に存在し、一方、新卒より既卒のほうが便利なのは当然だ。
つまり、程度の差はあろうが、ジェネレーションギャップを抱えた新卒に対する社員教育が大変なのは昔も今も同じで、それを今更誇大に言うのもスケープゴートっぽくて…ねぇ。

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m_hiro at 21:58 :Comments(0),TrackBack(0)
Categories : 日記/一般ニュース
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